師匠に日本舞踊を習い始めてから、何度も言われてきたこと
ばです。
「天狗になるな!」
「上には上がいる、と常に自覚しなさい。」
このことばがあったおかげで、何度のスランプを切り抜けら
れてきたことだろう。
時に湧き上がってくる慢心って奴は、本当に情け容赦ない。
攻撃の手を緩めない。
ほんの少し、他人様に褒められてみたりすると、すぐに増殖
を繰り返し、巨大な力になって、私を包み込んでしまう。
・・・って、私、とってもおだてられやすい、お調子モノっ
てだけなんですけどね・・・(汗)
でも今思い返しても、いろんなことが上手くいかないとき、
この「天狗」っていう慢心が、心を蝕んでいるケースって、
驚くほど多い気がしています。
■ビジネス上のいさかい
■友達との人間関係
■家庭内の会話
・・・などなど。
自分を意味無く卑下していくことも、自分の精神を傷つけて
いくだけで良くないとは思いますが、その逆の自分に対する
「慢心」という魔物も、扱いづらいですね。
例えば、普段サラリーマンとして仕事をしていても、
・自分の方が、その仕事に習熟しているはず。
・自分の方が、その仕事をもっと上手くやり遂げられるはず。
と思って事にあたっていると、常にそれは、他人に対する比
較優位で自分を”上”に位置づけていますから、他人を見下
してしまう態度が、どうしても相手にも伝わってしまいます。
・・・結果は明白ですね。ビジネス上の人間関係であるとは
いえ、相手との人間関係は、
・相手と比較して、自分の方が上。
・自分の言うことの方が、正しいに違いない。
という傲慢な態度が災いして、間違いなく上手くいかなくな
ってしまいます。
そして、仕事の結果も惨憺たるものになってしまうかもしれ
ません。
一見言い古されたことばではあるのかもしれませんが、人間
関係において、これほど役に立つことばは、無いのかもしれ
ません。
「天狗になるな!」
「上には上がいると、常に自覚しなさい!」
・・・っはいっ!師匠!
心に刻みます!